地域の魅力を引き出す壁画アート。その土地に合ったデザインが生まれる理由

土地ごとに異なる「イメージ」がある


こんにちは!
旅する絵描きの aki です!


今回は旅する土地とデザイン内容についてお話しします!




私が旅をしながら絵を描いていて感じるのは、
土地ごとに流れる空気がまったく違うということです。




海の近くでは開放感や明るさを感じ、
山に囲まれた場所では力強さのような、

場所によっていろんなイメージってありますよね。





同じ日本の中でも、風景や光、色彩、人々の暮らしは驚くほど多様です。

壁画のデザインを考えるときは、そうした土地の個性を大切にしています^^





壁画は壁を彩るだけでなく、

その土地の魅力を映し出す「もうひとつの景色」になるような感覚を感じたことがあります^^





今回はどのようにして場所にあったデザインを生み出しているかについてお話しします♪





自然や風土はアートのヒントになる



その土地に合った壁画を制作するために、まず始めるのは「その土地を知ること」です。






私がこうした考え方を大切にするようになったきっかけがあります。

それは以前、あるクライアント様から壁画制作のご依頼をいただいた際、

「この土地に暮らす僕らの生活を描いてほしい。」というご相談を受けました。




福井県越前海岸南菅生町にある「越前海岸志野製塩所」での出来事です。





「ここでは塩を炊き、畑を耕し、田んぼを育て、鶏から卵を頂き、海に潜り漁をする。
水平線に沈む夕日は息を呑むほど美しい。他にも魅力がたくさんある!」




デザインを起こす前にたくさんたくさん、土地の写真を送っていただきました。

塩炊きの様子、
農作業の風景、
お祭りの1ページ
海に沈む美しい夕焼け、
そして大きな笑顔で映る元気なご家族。





その写真たちがどれも美しくて
今でもたまに見返すことがあります。





そして

「見た人がその土地の魅力を感じられるようなアートを作りたい!」

そう強く感じたのを覚えています。


そのような経験から、

土地を訪れる楽しさ、土地の食べ物を頂く尊さ、学び、刺激、などなど!



その場所が、アートで旅をすることを好きになった第一歩になったのは間違いありません。






それから絵を描くときはその土地の魅力とは何だろうと考えるようになりました。



地域について調べ、実際に足を運び、景色や文化、人々の暮らしに触れる中で、
その場所にしかない個性が数多く存在していることに気づいたのです。










私は制作前にできるだけ現地を歩き、その場所の空気や景色、人々の暮らしに触れるようにしています。




みなさんご存知の通りで、
同じ日本でも、海辺の町と山間部の集落、都市部と森に囲まれた地域では、まったく異なる魅力があります。


海が近いのか、山に囲まれているのか、自然豊かな森なのか、それとも人々が集まる賑やかな街なのか。
そうした風景の違いは、色彩やモチーフ、作品全体の雰囲気にも大きな影響を与えます。

さらに、その地域にはどのような人々はどんな日常を送り、何を大切にしているのか?
地域ならではの食文化や特産品、昔から受け継がれてきた祭りや伝統行事などにも目を向けます。




自然や風土、文化、人々の暮らしは、その土地だけが持つ大切な個性です。


そうした要素を丁寧に感じ取りながらデザインを考えることで、
壁画は単なる装飾ではなく、その地域の魅力を映し出す作品へと育っていくんですね^^







↓こちらがその壁画です!


地域の文化や歴史をデザインに取り入れる



自然や風土と同じように、その土地に根付く文化や歴史もデザインの大切なヒントになります。



例えば地域で長く受け継がれてきたお祭りや伝統行事、昔話や言い伝え、神社やお寺などの歴史ある場所。
そうしたものを調べていくと、その地域の人たちが何を大切にしてきたのかが少しずつ見えてきます。




ちょっと余談ですが、
私はその土地へ入る時、できるだけ作業を始める前の段階で
その場所に根付く神社やお寺にご挨拶をするようにしています。



その場所の人々を長年見守り続けている神様たちへ、
この土地の人々の笑顔を守り続けて頂いている感謝と
「私たちはこんな人ですよ〜危ない人じゃないですよ〜」と
ちょっとした自己紹介を踏まえて手を合わせています。


それが良いか悪いかはわかりませんが、

私はその方が制作滞在中を気持ちよく過ごすことができるのでそういう習慣にしています^^





制作以外の時間を丁寧に設けることで、
嬉しい発見や新しい気づきがあります。

建物に伝統的な模様が彫刻されていたり、お祭りの神輿が置いてあったり。
その土地にしか咲かない珍しい草花に出会えたり、お散歩中の人とお喋りしたりと色々です。


もちろん、壁画に歴史をそのまま描くというわけではありませんが、
その土地の色使いやモチーフ、作品の雰囲気づくりの中に、その土地らしさをさりげなく取り入れていくことで、

訪れた人が「なんだかこの場所らしいな」と感じたり、地域の方が親しみを持てたりするんじゃないかと思っています^^



そんな壁画になれば嬉しいなと思いながらデザインを考えています。




その場所だからこそ生まれる特別な空間




正直、

壁画はどこにでも描けます。




ですが、その土地の自然や文化、人々の暮らしに目を向けながら生まれたデザインは、
その場所だからこそ生まれる特別な作品になります。


地域の方にとっては親しみを感じられる場所になり、
初めて訪れた方にとってはその土地の魅力を知るきっかけになるかもしれません。



壁画は単なる装飾ではなく、人と場所をつなぐ存在にもなれると私は感じています。







これからもその土地ならではの魅力を感じ取り、一つひとつの作品に込めていきたいです^^







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