
今日は「これぞ壁画のいいところ!」を解説していきます!
複製画と原画の違い
壁画の話の前に、
原画と複製画の違いについて少しだけお話しします^^
原画と複製画の違いをシンプルに言うと
<原画>
・作家が直接手書き、あるいはデジタルで制作した「オリジナルの絵」
・作家が直接描いた一点もの、オーダーメイド作品など
<複製画>
・原画を写真やスキャンでデータ化して高性能な技術で印刷、または熟練の職人により模写で再現された作品
・ジクレー画、ポスター、ポストカードなど
近年は複製画を作る技術がどんどん進化して、
もうほとんど原画と見間違えるような作品もたくさんありますね。
私も自分の作品の複製画を業者にオーダーしたことがありますが、
仕上がって届いた複製画を並べて見ると作家本人も原画と見間違えそうになるほどよくできています。
複製画って実はすごく価値があって、
遠くに住んでいる人でも作品を楽しめたり、手に取りやすい価格でアートを生活に取り入れられたりするんですね。
とはいえ、
美術館に行ったときにみる原画作品と、お土産コーナーに売ってるポスターとでは、
やはり感じ方は全く違いますよね。
ではなぜ私たちは同じデザインの絵でも
原画と複製画で感じ方が変わるのでしょうか??

本物が持つ空気感の正体
まず複製画を作るときは、
原画をカメラやスキャナーを通してディスプレイの中に取り込まれ、RGBやCMYKといった数値データとして記録されます。
その後、プリンターによってインクの粒として紙や布に再配置される。
この一連のプロセスは非常に合理的です。
ただ、原画の細かい細部まで完璧に再現することはやはり難しく。
印刷されるまでの流れの中で、
絵の具の厚みや細かい凹凸、筆の圧みたいな繊細なニュアンスは少しずつ整理されていき、
きれいに整う反面、もともとあった揺らぎやムラが減っていってしまうんですね。
人間はそういう微妙な差をちゃんと感じ取っていて、
無意識に目に入ってくるそれらの情報から
「ん? 何か違う?」
という違和感を知覚レベルで感じているのです。
人間の目と脳は本当によくできているものですね^^
壁画は唯一無二の存在
色々と話してきましたが
それを踏まえて壁画について。
壁画はただ大きい絵画って訳じゃないんです。
つまり壁画は
最強レベルの唯一無二である絵画作品
なのです!!
かなり大きく言ってしまいましたが、
本当にそうなんです。
なぜなら
壁画は空間になるんです。
「はい?」
と思った方、いらっしゃいますね?
説明します
壁画制作には、
単に「絵を描く」以外にもさまざまな要素が含まれます。
例えば
壁の質感や凹凸。
コンクリートに書くのか木材に描くのか、壁紙か??
時間によって移り変わる光の入り方は?
室内か屋内か?
その場所の人の動きや年齢層は?
あげだすとキリがないです。
壁画は
人や社会や描く環境に触れ、その空間の一部になります。
つまりそれは
「ここでしか生まれない作品」であり、
世界に一つだけの原画
となる訳です。
日光がよく入る場所なら光の角度によって色の濃淡を変えたり、
人通りが多い場所なら遠くからでも見やすい構図にしたり、
逆に落ち着いた空間なら、あえて主張を抑えて空気に馴染ませることもあります。
私は壁画を描く前にデザイン画を作りますが、
やはりその場に立ってみないとわからないバランスや空気感があり、
デザイン案と見比べながら、微調整して筆を進めていきます。
複製画にも壁にかける原画作品にもそれぞれの役割があるように
壁画には壁画の役割や果たすべき使命があり、
「大きい絵 = すごい」 以外にも、
その空間での重要なポジションを担っているのではないでしょうか^^
これを読んだ人が少し壁画に興味を持っていただけると嬉しいです^^







最強の唯一無二?!
突然何を言っているの?!