「絵が描きたい」-私の人生転換期について

心の奥にあった「絵を描きたい」




今回は少し真面目な話です。

私は自分の人生を変えたという自覚があります。

その時の精神の変化と
今まさに人生に向き合う人たちに
伝えたい強い思いを綴ってみようと思います^^








昔の私は、「自分が本当にやりたいこと」が何なのか、よく分かっていませんでした。


それでも毎日を一生懸命に過ごして、仕事をして、人と関わって。
精一杯に生きていました。





「本当にこのままでいいのかな?」

そんな気持ちを抱えながらも、じゃあ何をしたいのかと聞かれると、自分でもよく分からない。



だけど
心の奥からずっと小さな声でつぶやいている



「絵が描きたい」



それは、突然現れた大きな夢というわけではありませんでした。



実際のところ、
当時の私は明確に
「アーティストになりたい」
「絵で食べていきたい」
という絶対的な目標があったわけでもありません。





ただ、絵を描きたい。





もっと描きたい。
自分の好きなものを、自分の手で形にしたい。

そんな気持ちが、ずっと自分の中にあったんだと思います。


私は昔から絵を描くことが好きでした。

時間があれば絵を描いていて、何かを表現しているときは、余計なことを考えずにいられる。
言葉にするのが難しい気持ちも、絵なら表現できる。
絵を描くと頭がなんだかスッキリする感覚もありました。

でも、「好き」という気持ちを、そのまま人生の選択肢にしていいとは思っていませんでした。




好きなことは趣味で。
仕事は仕事。

そんなふうに、いつの間にか自分の中で線を引いていたのだと思います。

だからこそ、「絵が描きたい」という小さな声に気づいたときも、すぐに何かを変えられたわけではありません。

むしろ、

「本当にこれでいいのか」
「絵なんかで生きていけるのか」
「今の環境を変えてしまって大丈夫なのか」

そんな不安や迷いの方が、たくさんありました。

それでも、その小さな声は消えませんでした。

大きな夢よりも、ずっと静かで、でも何度も心の中に戻ってくる。

「絵が描きたい。」

今思うと、
その声に気づいたことが、私の人生が動き始める最初のきっかだったのかもしれません。

自分の気持ちに正直になる



「絵が描きたい」

そう思っていることに気づいてからも、すぐに人生を変えられたわけではありません。



むしろ、気づいてしまったからこそ、迷うようになりました。

今の生活をやめて、本当に絵を描いて生きていくのか。


そんなことをしたら、周りからどう思われるんだろう。
ちゃんと生活していけるんだろうか。
もし失敗したらどうしよう。


頭の中には、いろんな不安が浮かびました。

それでも、心の奥にある「絵を描きたい」という気持ちは、なくなりませんでした。

むしろ考えれば考えるほど、
「やっぱり私は、絵を描きたいんだ」
という気持ちだけが、静かに残っていました。



そこで初めて、自分に問いかけました。

「私は、本当はどうしたい?」

周りからどう見られるか。
安定しているか。
正しい選択なのか。

そういうことを一度横に置いて、自分自身の気持ちだけに耳を傾けてみました。





「絵が描きたい」
「やっぱり自分のやりたいことで生きていきたい。」



何度問うても出てきた答えは同じでした。
もう、本当にただそれだけです。
計画も何にもありません。

うまくいくかどうかは、そのときになってみないと分からない。
未来のことなんて、誰にも分からない。

だったら、やらないまま後悔するよりも、
自分の気持ちに正直に、一歩踏み出してみたいと思いました。

その頃には自分の中にある小さな声は、
これ以上無視できないほどに大きくなって
胸の中を埋め尽くしていきました。

それまで私は、人生の選択をするときに、
「こうするべき」
「普通はこうする」
「みんなはどうする?」
という基準で考えることが多かったように思います。



でも、このとき初めて、

「私はどうしたいか」

を基準にしたんだと思います。


それは、とても小さな選択だったのかもしれません。

これが自分の人生を自分で選んだ、2回目の出来事でした。


1回目は白馬村に来たこと。
2回目はアーティストになるという選択をしたこと。



そして、この一歩を踏み出した先で、
私の目の前にあった環境は、思っていた以上のスピードで変わっていくことになります。

まるで、止まっていたものが一気に動き始めたように。

今振り返ると、あのとき人生を変えたのは、
特別な才能でも、誰かの助けでもなく、

「自分はこうしたい」という気持ちを、自分自身が選んだこと

だったのだと思います。

選んだ道の先で、人生が動き始めた




自分の気持ちに正直になって、一歩を踏み出してみる。

たったそれだけのことだったのに、そこから私の人生は少しずつ、そして思っていた以上のスピードで変わっていきました。

仕事を変え、
住む場所を変え、
自然と出会う人が変わり。


それまで当たり前だと思っていた環境が、まるで連鎖するように動いていきました。



もちろん、すべてが順調だったわけではありません。


「お前はアーティストもどきだ」
「え、アキはアーティストになるの?笑」
これは私が絵を初めた頃、本当に言われた言葉です。


そんな言葉をいただきながら
悔しくて涙する日もありました。


それでも進んで行きたかった。



何かを選べば、その分だけ何かを手放すこともあります。

だから、人生を変えることは、
いつも前向きで、キラキラしたものばかりではないのだと思います。

怖いし、迷う。
時には後悔することもある。

それでも、自分で選んだ道だからこそ、
その先で起こることを、自分の人生として受け止めることができる。



振り返ってみると、私は「人生を変えよう」と大きな決断をしたわけではありませんでした。

ただ、

「私は本当はどうしたいか」


その答えに少しずつ従ってきただけでした。



その小さな選択の積み重ねが、今の私につながっています。

そして、ひとつの選択をすると、また次の選択がやってくる。

そのたびに迷いながら、
自分で決めて、
また一歩進んでいく。

そうやって生きていると、自分が思っている以上に自分の人生は変わっていくのだと知りました。


自分の人生を変えるきっかけは、自分の中にある。

私の場合は、「絵を描きたい」という本当に小さな声でした。



その声を無視せず自分の気持ちに正直になったこと。




それが、私の人生を動かす最初の一歩になりました。



これから先も、きっと迷うことはあると思います。

それでも私は、自分の心の声を聞きながら、
自分で選びながら、
これからも絵を描いていきたい。

そして、私の描くものや生き方を通して、

「自分の人生は、自分で変えていける」

ということを、誰かに少しでも感じてもらえるきっかけになれたらいいなと
思っています。


少し真面目な、私の思いをここまで読んでくださってありがとうございます^^