知らない壁から、思い出の場所へ。フォトスポットが生み出す変化

ただの壁が、特別な空間に変わる




壁画の大きな魅力のひとつは、そこにある空間そのものを変えられることです。

何も描かれていなかった壁に色や絵が加わることで、
無機質だった場所が一気に明るくなったり、その場所ならではの世界観が生まれたりします。



例えば、お店ならブランドやお店の雰囲気を表現する「顔」にもなりますし

宿の一室なら「泊まる場所」だった空間が、壁画によってその宿でしか味わえない特別な空間に変わります。

街の壁なら、いつも通り過ぎていた場所が、思わず足を止めたくなる景色になる。

壁画は、壁に絵を描いているようでいて、

なんと実はその場所の空気や過ごし方まで変えていくことができます。


そして、壁画にはキャンバス作品とは違う魅力があります。

作品だけを切り取って見るのではなく、建物や家具、光、自然、人の動きまで含めて、その場所全体がひとつの作品になっていく。

「ここにしかない空間」をつくれること。

それが、壁画ならではの大きな魅力です。





↓これは壁ではなく床ですが、
 無機質にただ通り過ぎるだけだった場所で、アートが加わることで楽しむ場所として大変貌を遂げました!



before…



after!

壁画がフォトスポットになり、人が作品の一部になる



壁画が完成すると、そこはただ「絵を見る場所」ではなく、写真を撮りたくなる場所にもなります。

大きな壁画の前に立って写真を撮ったり、絵の中に入り込むようにポーズをとったり。


そうすると、壁画は完成した作品としてそこにあるだけではなく、

「人が参加することで完成する景色」に変貌します。



例えば、動物が描かれた壁の前で一緒に写真を撮ったり、絵の一部と重なるように立ってみたり。

その人自身が壁画の世界に入り込むことで、写真の中では「壁画+人」ではなく、
その人も含めたひとつの作品が生まれます。



そして面白いのは、同じ壁画でも、写真を撮る人によって見え方が変わること。

誰がどんなポーズで、誰と一緒に写るのかによって、毎回違う一枚になります。

SNSで写真がシェアされれば、その壁画を知らなかった人にも作品が届き、
「この場所に行ってみたい」という新しいきっかけにもなります。




壁画は、見る人をただの鑑賞者にするのではなく、
その場所の景色を一緒につくる人へと変えてくれる。

それも、壁画ならではの楽しさのひとつです。

その場所が、思い出の場所になる



壁画のもうひとつの魅力は、
その場所で過ごした時間そのものを、記憶に残してくれることです。

旅行先で撮った写真をあとから見返したとき、
「この壁画の前で写真を撮ったな」「このとき、みんなでここにいたな」と、

その場所で過ごした時間まで一緒に思い出すことがありますよね^^


ただの壁だった場所に絵があることで、
「この場所に行った」という記憶に、ひとつの印象的な景色が加わる。

それは、壁画が単なる装飾ではなく、その場所で生まれる体験の一部になるという現象が起こります。



そして、壁画はその場所に長く残っていきます。

何年後かに同じ場所を訪れたとき、そこに変わらず壁画があれば、「あのときの景色だ」と思い出すことができる。


誰かにとっての旅行の思い出だったり、
家族との時間だったり、
友人との楽しい一日だったり。


そうやって、ひとつの壁画をきっかけに、人それぞれの物語がその場所に積み重なっていく。

「絵を描いて終わり」ではなく、
完成したあとも、そこで過ごす人たちによって新しい思い出が生まれていく。

私はそこに、壁画のおもしろさと大きな価値があると私は感じています^^